出生に基づく占星術では解決しようのない問題がたくさんあります。
全てをホラリー占星術で解決ができるということもありません。
例えば、適職を判断するといった場合は、出生に基づくもののほうが良いと考えます。
転職をしても良いかどうか等は、出生時間から割り出す方法も無いではないですが、恐ろしく時間のかかる作業になるはずです。ホラリーで判断するほうが、時間的にロスをなくせます。
ペットがいなくなったけど等の問題は、出生占星術ではどうしようもない問題です。ホラリー占星術に、あるいは、よく似た占星術のジャンルである、イベント占星術がそれを得意とする分野です。問題の提出は、真面目で、ハッキリした事項で、解決への切望が有る場合になされます。というのは占星家の希望ですが・・・。
問題はいつも都合よく持ち上がるわけではありません。クライアントはホラリーに対して、間違った希望や期待を抱いて質問してくるかもしれません。それはいつの時代も仕方がないのですが、それでも占星家は真面目に対処するしかありません。先入観を排するということが、難しい事柄ですが占星家にとっては必要な心構えとなります。クライアントの質問が著しくおかしい場合は、それもチャートが語ってくれます。
ホラリー占星術は、問われた問題に対して、それぞれに特別の判断をもたらします。それどころか、全ての星占いの基礎になっています。これを学んでいないと、惑星がアスペクトするという最も基本的な意味さえ理解できません。
これは天に、星占いを学ぶなら正確に学びなさいという意志があるとしか思えないように現実です。ペットの失踪のチャートから、質問によっては事業資金の問題の答えが導き出せます。質問をしていなければ、質問として成立しないばかりか、答えも得られません。
質問に対する答えは、質問者の意志、それに答えようとする天の意志、これが両方そろったときに為されるのではないかと思われる場面に何度も遭遇します。質問者の意志が曖昧な場合は、チャートにさえ不確定要素としてそれが出てきます。気まぐれな質問には占星家は答える必要はありません。質問者の意志がなぜそれほど関わってくるのか、天にも意志があるとしか思えません。
繰り返しそのような状況を知るにつけ、真理に対する敬虔な信奉者となっていきます。占星術を学ぶということはこの意味で、神とか絶対的意志とか真理の流れを感じることのできるツールです。前文へ ホラリーチャート