星占い ホラリー西洋占星術

アングル、あるいはアンギュラー・ハウス

西洋占星学の薀蓄 ハウストップ 大鏡の扉へ


■ 西洋占星術のアングルのハウス

ハウスを分ける方法の一つに、ケーダント、アングル、サクシーデント、と分ける方法があります。その中でケーデントは弱いハウスとされています。それは、アングルを強いと見るからです。ケーダントはラテン語で落ちるという意味です。では、そのアングルがなぜ強いかを考察してみました。私は別のページで、ノックアウト級のインパクトがマイナス5度ルールだと書いています。

アングルの強さを言うときにそれを指して ”Angularity”(アンギュラリティー)と言います。それは、アセンダント、第7ハウス、ミッドヘブン(第10ハウス)、ローアー・ミッドヘブン(第4ハウス)の四ポイントです。”基礎的な点”という”the cardinal points” を指します。四季の始まりを表す cardinal points と区別して下さい。

アセンダントが力強いことは、ひじょうに感覚的なことでも認めることができると思います。一つは太陽の上昇です。そして、その他の定点についてマニリウスが美しい抒情詩で述べます。


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in Astronomica P145 by Manilius, 

さて、学ぶべき基本的な四つのポイントについての重要な意義について話そう。
それは永久に固定されている位置のことで回り来る12のサインを次々に受け支える。
第一定点は、言わずと知れた天空が昇る点のことだ。水平線から天空が昇り姿を見せることで、星々は生まれたと言える。
二カ所目は空の反対側の淵である。ここは星達が突進し自ら地獄へ堕ちるように落ち込む場所である。
三番目の場所として天頂。ここがマークされるのは太陽がその昇り疲れた馬首を休ませるためのポイントであるからだ。
終わりの点は天底が占めている。そこは球体の基礎を支える栄光を担っている。
星たちは降下を終え、ここで再び上昇を開始する。
これらの点は並外れた力で責任を負っているので、我々の知っている科学に、そして運命に対して強い力を及ぼす。つまり、天球を永久に支える力はこの四点が持っている。連続した次から次へと立ち現れるサイン、その永続する天の周転を、このようにして彼等が引き受けなかったとしたら、つまり二つの拘束点と最も高い点と低い点で天球儀を支えなかったら、天の織物は、別々に飛び交い、飛散し、崩れて滅びる。

訳 Mr.ホラリー Kuni. Kawachi

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  四カ所のangulは四季の太陽のポイントに由来しているのではなく、上昇(東)と下降(西)、上と下からの由来だと書いています。

ヨーロッパの、あるいは北アフリカの、中近東の歴史の中で旧約聖書のおぼろげながらの理解は欠かせません。聖書の創世記等には初穂のささげものの思想があります。神は初子(はつご)を求めたわけです。「創世記4-4【一方アベルのほうも、自分の羊の群の初子(はつご)の中から、その脂ののったところを携えて来た。さて、ヤハウェはアベルとその捧物とを好意を持って見ておられたが、カインとその捧げ物とは少しも好意を持ってご覧にならなかった。】」

旧約聖書を背景にした地域では、始まりを大切にします。これに対して、終わりは完結していないように見えてしまいます。イエスの登場する前、 440年間は予言者が不在です。歴史が終わり無く続いているだけかもしれませんが。
新約聖書の時代に入ります。何より黙示録がまったくあいまいなままです。

占星術に戻ると、マイナス5度ルールがあるにせよ、ハウスのカスプは扉としてきちんと作られていますが、後ろの方はいつ終わるのか、まったく曖昧です。後ろ壁が作られていない。ここでも始まりを大切にしています。

TermにせよFaceにせよ、始まりはX.0ポイントです。ドアはそこに設計され、設定されます。X.59までが一つのTermでありFaceです。

サインも同じです。0.00度にサインの扉を設定します。更に、パーチル・アスペクトという概念は、例えば6.01度と6.59度をパーチルと言います。ところが5.59度と、6.01度は、同じ度数域にないということで、突然プラチック・アスペクト(それぞれの星のオーブの中にある)に格下げされます。設計図ではX.00を大切にしている喩えです。

いろんな場面で、入り口を、最初のものを大切にする思想から出ていると思われます。入り口の扉は作られていますが、出口が作られていません。よく考えると全てそうなっています。ハウス・カスプの次のカスプは出口ではありません。曖昧ですがハウスはカスプの約5度手前で既に終わっています。カスプは入り口のドアでしかありません。5度手前から、次の敷地が始まっています。そして、ドアになります。

この入れ子構造の一番重要点がホロスコープ全体のアセンダントで、12のハウスの入り口です。四つのアングルも要として存在しています。そして、各々のハウスへと続いていると理解できませんか? そして順々にマンションというか大きい総合住宅(ハウス)は造られていて、やっぱり後ろの出口や壁が作られていない構造になっています。住み家としてしっかり作られていない、住み難い部分だから弱いとなるのでは? 

2005年12月29日更新 星占い、ホラリー西洋占星術


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