伝統的占星術の洋書で、学ぶに最短距離と思われるもの六冊
個人的な見解です。
1.ウィリアムリリーによる、クリスチャン・アストロロジー
これは欠かせません。内容には不備があるものの、実践のための書としては右に出る物無しです。ただこの本は、特にレセプションの説明が簡単すぎます。レセプションは、それを理解させるためにプロが教えていると思っても差し支えないくらい、難しい部分です。もちろん、プロが教えている理由はそれだけではありませんが。じゃあ、マシャラーの On Reception を読めばいいのかというと、本だけでは把握できない奥深さをレセプションは持っています。マシャラーの本は、時間に余裕があれば読めばいい本です。とにかく、ここにあげた六冊は欠かせません。
2.アル・ビルニの Elements of the Art of Astrology
この本は二部構成になっています。読む必要のあるところは、後半の占星術に関する部分です。これは非常に有用です。リリーは数カ所で間違えているのが、これを読むと分かります。しかし、リリーは実践を主としていて、占断結果を間違えたわけではなく、文法を正確に覚えていなかったという程度です。
3.ウィリアムリリーが編纂した、アニマ・アストロギア
ボナタスとカルダンの格言が載っています。現在手に入りにくくなっていますが、読む必要のある箇所があります。全部は読む必要はありません。全部読むのは大変です。
4.ロブスン The Fixed Stars and Constellations in Astrology
テトラビブロスから恒星を勉強するのは大変です。ロブスンはその努力を軽減してくれます。恒星はそのチャートの持つ雰囲気を端的に表します。アセンダントにアルゴルがあれば、そのチャートは血なまぐさいものになります。
5.The Judgement of Diseases from the Decumbiture of the Sick ニクラスカルペパー
プロになろうと思ったら、この本も欠かせません。上の四つを読んでいないと把握できません。ただ、カルペパーの見解のように2ハウスだけからでは病気を特定できません。
6.Real Astrology
私の師匠のジョン・フローリーの本。哲学書であり実践書であり入門書です。おしいかな、かなり英語が難解です。上記5点より、よっぽど難(ム)ずいと感じます。
なぜ古典的な占星術を学ぶ必要があるのか、現代占星術の不備、マイナーアスペクトの不思議さ、心理学に片寄りすぎて証明できない占星術になっていった経緯(いきさつ)等が随所で解説され、現代占星術の到らなさを痛烈に批判もしています。
以上6点が推薦図書です。時間を有効に活用するには以上6冊しか要らないと言っても過言ではありません。
テトラビブロスも、オリビアバークレイも、アンソニールイスも特に始めから読む必要はないです。何故? 上記の本が先だからです。余裕があれば読んで下さい。始めから読むと、こんがらがります。それは私が経験しています。ストリクチャーなどという変な物を考え出したバーバラ・ウォッターの影も始めから追う必要はありません。時間に余裕ができたなら、と付け加えておきます。
全ての体系化された学問には、基礎からの段階があります。上のほうへ行けば専門的に枝分かれしていきますが、西洋占星術の基礎は、ホラリーになります。それは、惑星の動きを捉える必要性、ハウスの意味を把握する目的、アスペクトを体得する意味合い、惑星にはディグニティーがエッセンシャルとアクシデンタルがあること、惑星のそれぞれの意味合いの把握、サインの捉え方、等々、占星術の基礎の基礎がホラリーを学ばないと身につかないからです。ネイタルから学び始めるのは、全く本末転倒です。実際、ネイタルを学んでいて、惑星がアスペクトするという正確な意味合いさえ知らない人がほとんどです。
あまりにも信頼できる占星学の日本語の書籍は少数です。
「予言占星学 T」「予言占星学 U」 ルーメン・コーレブ著 星子真理子訳
プライマリー・ディレクションに付いて書かれた本です。時期予測をする時に、惑星や恒星の位置を単純に黄道軸から赤道軸に直して計算するわけではないことが、しっかりと理解できます。ネイタルには欠かせません。
フリー・ソフトウェア
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エフェメリス
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