■ 惑星は、大まかに、ハウスのルーラーとしての使い方と、ナチュラル・ルーラーとして使う方法の二つがあります。
観察する事柄によって、どちらかが主として使われます。
では、恋愛の場合にはどちらを使うのでしょうか?
■ ナチュラル・ルーラーとしての使い方
恋愛の判断では、ハウスの支配星として使うよりも、ナチュラル・ルーラーとしての意味合いを多用します。
テトラビブロスでもそうなっています。どちらかというと、恋愛や情愛は、人の感情面の体質とも関連する性質上のものです。異性に対する行動の範ちゅうに属していて、多くはハウスの参照を必要としないでしょう。
それゆえに惑星の品質・性質そのものが、かなり大きなウェイトを占めます。惑星を取り巻く条件は、エッセンシャル・ディグニティー、アクシデンタル・ディグニティー、他の惑星からの影響などになります。
テトラビブロスにあるように、観察の主眼は、男性と女性で同じ惑星を使いながら違っています。
■ 女性のチャートでは、太陽を観察することによってパートナーを見つけ出します。
■ 男性のチャートでは、月を観察することによってパートナーを見つけ出します。
■ 女性のチャートでは、愛情に対する考え方を金星を観察することで導き出します。
■ 男性のチャートでは、愛情に対する考え方を火星を観察することで導き出します。
■ 女性のチャートでは、金星にほどよく火星が絡んでいた方が良いことになります。あまり強く関与しすぎていると、男性との間のけじめを付けにくくなります。ここに、助けをしてくれる惑星があれば、多くの問題が解決されます。特にディグニティーのある木星なら、大きなチャーミングポイントになります。
逆に、ディグニティーの無い土星が、金星と火星に絡んでいるとテトラビブロスにあるような女性となります。
■ 男性のチャートでは、火星に金星か月が、少しだけ絡んでいる方がよくなります。あまりにも強いと、とても浮気性の男性となります。これを助けてくれる表示は、やはりディグニティーの高い木星です。
テトラビブロスには、悪い土星が、男性のチャートの火星や金星に絡んでいない方が良い男性となっています。けれども、惑星の資質上、ディグニティーの無い土星の関与はやはり喜ばしくないでしょう。木星の方を悪く書かれていますが、それは木星は広がる、広げる惑星であり、貪欲さを広がらせてしまうからなのでしょう。けれども、惑星の性質を考えると、ディグニティーの高い木星がその男性のふるまいを妨げるとは考えられません。
順当に、ディグニティーの高い木星の関与は、火星と強すぎる金星との関係を和らげてくれると考えた方が妥当です。
◆ ビビアン・ロブスンは、女性のチャートの中の火星を、男性に対する愛の表現方法を示すと捉えています。
◆ 同じく、男性のチャートの中の金星を、女性に対する愛の表現方法を示すと捉えています。
この考え方が妥当なのかどうか。
太陽をはさんだ両側の惑星である火星と金星が、それぞれ男性と女性の愛の事柄を語る素直な解釈だと思います。
もともと、金星が愛の星だとされています。火星ももう一方の愛の星です。両方の惑星とも、両側に刃のついた剣であるというたとえ話もあります。愛は、使い方によって両者の支配者となり、時には自らも傷つけ、両者を傷つける刃(やいば)にもなります。
■ その他の惑星
女性のチャートなら金星、男性のチャートなら火星。この両者にアスペクトやアンティッションで絡んでくる惑星はどのようなことを物語るのでしょうか。それを各惑星ごとに考えてみます。
土星
木星
火星
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金星
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