星占い ホラリー西洋占星術 用語集その2 あいうえお順 戻る
水星は、思考を言葉で表現する役割を持ちます。
水星は、6番目の天球を占めることから、6ハウスの支配星となっています。
占星術で惑星を使うという場合は、ほとんど、ハウスのカスプのルーラーとなったものを使います。その導き出されたルーラーに対して、アスペクトしたり、コンジャンクションしたり、アンティッションする惑星は、選び出されたルーラーを、更に具体的に表します。
ここでは、エルメスのバッグが如実に革製品であることを示している例を掲げます。
つい最近、水星がエルメスのバッグを示している例を、3回連続してみました。エルメス(Hermes)のバッグは常に水星で示されるということではないでしょう。でも、とても印象的なホラリーでした。
質問は、「気になるバッグがあります。これを持てば、ラッキーアイテムになるでしょうか?」です。

カレントはアセンダント、アセンダントのルーラー金星、そして月です。
求めるバッグは、8ハウスのルーラー、金星になります。しかしながら、カレントの質問は「このバッグは、ラッキーアイテムになりますか」ですから、アセンダントのルーラーとバッグの間の関係を見なくてはいけないので、惑星を分離して、カレントとバッグがどのような関係にあるかを探す必要が出てきます。
そこで、金星が支配されている惑星を観察すると、サインとイグザルテーションで強く水星に支配されています。また、土星が水星とコンジャンクションしていて、強く革製品を表しています。その他の惑星であることは考えにくい状況です。2ハウスのルーラーであると考えるのは、まだ手に入れていない自分の所有物になるので、時期尚早です。2ハウスのルーラーの火星には、これらの補助する表示がまったくありません。また、カレントを示す金星からも、もう一つのカレントの表示星である月からも、全く注目(気に)されていません。月は、革製品としてそのバッグを気に入っています(土星に支配されている)。
これらのことから、手に入れたいバッグは水星であることが分ります。
水星(バッグ)は、金星(カレント)を支配しています。また月(カレント)をしっかりと土星(革製品のバッグ)が支配しています。ですから、カレントにとって、又と無い手に入れがたいモノであることが見て取れます。
ラッキーアイテムかどうかということですが、欲しいもの、支配されているものが手元にあることは、幸福感を示します。また手に入れれば、支配されている惑星を強めることになります。カレントの惑星である金星そのものを強めるよりも、カレントが支配されている惑星で表されているもので補強することができます。
補強するという考え方では、病気のチャートで示されるように、コールドでモイストな水星は、コールドでモイストな惑星で補強するという考え方もあります。しかし、ラッキーアイテムは、対象がモノです。例えば、欲しいものが手に入らなかった場合を考えると、それによって意気消沈します。手に入れば、高揚します。
試しに8ハウスで示されたものが常にラッキーアイテムであるかというと、そうではないことに気が付きます。これは、適当にチャートを作ってみれば分ります。
モノに対する考え方と、病気等で強めたいエレメントを強めるという考え方は違っています。
そして、これがエルメス(神話ではヘルメス。水星の象徴)のバッグだということでした。
ヘルメスの杖
のマークで示されます。日本では、商業高校のマークに必ず入れ込まれている二匹の蛇と杖の象徴化されたもののようにも見えます。マークは、心(一番上の孤形)が、魂(円形)と物質(プラス+)をコントロールしている様子を示しています。
水星は思考の表現者だと言われます。良い考え、悪い考えという区別をしません。状況に一番適した考えかをすると言えます。その人が、自分の利益を最優先しているならば、それを優先的に考えます。その人が、大勢の人の利益を考えているならば、それを最優先に考えます。つまり、優先事項は水星にはありません。
従って、モラルも悪賢さも持ち合わせていません。