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ディグニティーの表の使い方

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■ 星占いを行う時の表の使い方

エッセンシャル・ディグニティーの表の使い方と、エッセンシャル・デグニティーについての説明です。
ディグニティーには、サインに関する物と、おおまかにハウスに関する物の2種類があります。そのうちのサインに関するディグニティーがエッセンシャル・ディグニティーです。このページではエッセンシャル・ディグニティーについての表の使い方を説明します。

■ エッセンシャル・デグニティー

1.Sign of the Planet. Sign Ruler.

[品位]と訳されていますが、ディグニティー全体が[品位]です。そのサインのルーラーのことです。古典的な本には[ハウス]となっています。天のハウス=サインとしていたためこう呼ばれていて、獅子宮ならそのルーラーは太陽、巨蟹宮なら月とかになっているよくご存知のものです。該当するサインの支配星が入っていれば便宜的に5点を与えられます。ミューチャル・レセプションでも5点を得ます。しかし、これはエッセンシャル・ディグニティーそのものではありません。ペレグリンの所でもう一度説明します。

2.Exaltation.

[盛]と訳されています。でも、[エキザルテーション]と訳さずに呼んだ方がすっきりします。白羊宮に太陽がある時などで、便宜的に4点を獲得します。エキザルテーションとは、支配星がその惑星を買いかぶる位置です。実際以上に良く思われている場所です。ミューチャル・レセプションでも4点を得ることができます。例えば、白羊宮に月があり、金牛宮に太陽がある時などで、エキザルテーションでのミューチャル・レセプションになります。でも、エッセンシャル・ディグニティーを獲得しているわけではありません。点数のみ獲得します。

3.Tripli-city of a Planet. Di.Noc.

[トリプリシティー]と呼んでいます。表の中の左側のキャラクター(惑星の印)が昼の物で、右側のキャラクターは夜の物です。つまり、白羊宮の位置に太陽が昼間あれば、トリプリシティーという点数+3点を得ることになります。さらに、太陽はこの位置でエキザルテーションですから+4点。この時点で、合計+7点になります。ハウス・オブ・プラネットの火星を越えてしまいます。夜だと、太陽はトリプリシティーの点数を得ません。エキザルテーションの+4点のみになります。
ミューチャル・レセプションやレセプションも生まれます。ミューチャル・レセプションがあれば点数を得ると考えても構いません。点数を考慮しない占星家もいます。

4.The Terms of the Planets.

[ターム]と呼んでいます。惑星がこの位置にあれば、+2点です。つまり、白羊宮の23度に水星があれば、[ターム]+2点を得ます。トリプリシティーやターム、あるいはフェースのディグニティーは二つ在るとサインやエキザルテーションに匹敵すると考えてもいいでしょう。また、実際にそう捉えて判断をしていきます。タームは英語で「期間」を意味し、ある程度の期間支配される、又は支配されている惑星に興味を持つと考えればいいでしょう。

5.The faces of the Planets.

[フェース]と呼んでいます。デーカンとも言います。+1点ですが、この表にない[ペレグリン]というマイナス5点の概念から逃れることができることで重要です。ペレグリンにならないという程度でも、占断に際してはひじょうに役に立つ場合があります。

6.Detriment.

[デトリメント]。惑星がこの位置にあると、便宜的にマイナス5点です。例として、白羊宮のどこかに金星が入っていると、デトリメント、マイナス5点の点数を得ます。惑星がサインのルーラーとなるオポジションの位置のサインに入ると、デトリメントになります。デトリメントは支配されている惑星に対して、服従を善しとしていません。何らかの反発・反感を抱くような感じです。

7.Fall.

[フォール]です。この語のまま日本の占星術用語になりつつあります。惑星がこの位置にあれば、便宜的にマイナス4点を与えます。惑星がエキザルテーションになるサインのオポジションの位置のサインです。つまり、土星が白羊宮にあれば、マイナス4点を得ます。エキザルテーションが期待以上に良く見られるという意味なら、フォールは実際以上に悪く思われる表示です。

8.Peregrine.

[ペレグリン]。表にありません。エッセンシャル・デグニティーのどこにも当てはまらなかったら、マイナス5点になってしまいます。例えば、白羊宮の中に月が入っていたら、彼女はどこにいてもペレグリン、マイナス5点を得てしまいます。ペレグリンの惑星は良いことも悪い事も知っていますが、どうしても一人になると悪いことを行う傾向が強くなるようなものです。

サインにある惑星のところで述べたように、白羊宮に金星、金牛宮に火星のようなミューチャル・レセプションがあったとすると、惑星はともにレセプションの位置で+5点ずつを得ます。でも、エッセンシャル・デグニティーそのものを得ているわけではありません。このような場合、ペレグリンの−5点をもそこで得ます。さらに、彼らはデトリメントとなるので、さらに−5点ずつを得ます。

お気付きのようにデトリメントやフォールもエッセンシャル・デグニティーの表にはありますが、エッセンシャル・デグニティーそのものではないので、更にペレグリンという−5点を得ることになるんです。例えば、牡羊の10度に土星があれば、フォールの−4点と、ペレグリンの−5点を得ることになります。

■ 金牛宮のサイン に入った金星を例に説明してみます。

「天体の影響力の表」の金牛宮の行を参照して下さい。一番左の列から、金牛宮を探します。二列目の一番上は「Sign Ruler」となっていて、その下に「+5」とあります。その列が金牛宮の行と重なるところに、金星のキャラクター と「N」とあります。そこを説明します。

サイン・ルーラー「Sign Ruler」というのは、金牛宮に金星が居る間は、金星にとっての自分のサインという意味です。ドミサイル[(domicile)本籍地]、[(dominion) 領地]と書いてある本もあります。金牛宮、天秤宮の支配星と言ったり、ルーラーと言ったりもします。全部、同じ意味です。金星が金牛宮に入っていると、サイン・ルーラー「Sing Ruler」というエッセンシャル・ディグニティーを獲得する、という意味です。便宜的にプラス5点。

次の列には月のマーク と「3」と書いてあります。列の最上段はエキザルテーション「Exaltation」とあり、その下には「+4」が書いてあります。月が金牛宮の3度(実際には2.00〜2.59度)にあるとエキザルテーション(舞い上がる、有頂天)になるので、そのポイントのある金牛宮全体で、月はエキザルテーション「Exaltation」という名前の、エッセンシャル・ディグニティーを得ることになる、という意味です。プラス4点。

トリプリシティー「Triplicity of a Planet」。トリプリシティーと言っていますが、夜と昼のチャート(ホロスコープ)では違います。夜のチャートとは、太陽が地平線の下にあるという意味です。惑星が二つ、キャラクターの金星 と月 が確認できるでしょう。左側が昼のチャートでのトリプリシティーを得る惑星で、右側が夜の惑星です。金星が夜のチャートで天秤宮に入っていると、トリプリシティーと呼ばれる、エッセンシャル・ディグニティーを持っていることになります。プラス3点。

「The terms of the Planets.」は度数域によって、これも、エッセンシャル・ディグニティーの一種の点数を獲得します。「ターム」と略して言います。 左から、金星 0〜7.59、水星 8〜14.59、木星 15〜21.59、土星 22〜25.59、火星 26〜29.59、の各キャラクターが見えます。
意味は、金牛宮の 0.00度から金牛宮の 7.59度の間に金星があれば、「ターム」と呼び習わされるディグニティー(品位、点数)を得ているということです。以下同じ意味です。プラス2点。

フェイス「the faces of the Planets.」ですが、これは「デーカン」と呼ばれたりもします。日本では当てにならないとか言われていますが、伝統的な占星術では、重要です。一つのサインを10度ずつに分けて、全天360度を36部分に分け、各部分に惑星を配置しています。36は7で割り切れないので、最初と最後だけ火星が重なって受け持っています。金牛宮では0.00度から9.59度までに水星 が入っていた場合、その水星は「フェイス」と言われるエッセンシャル・デグニティーを得ている状態です。プラス1点。

「Detriment」デトリメント。デトリメントは日本の本にも盛んに出てきますから、ご存知でしょう。チャートの「House of the Planet.」の丁度反対側にくる惑星が、いわゆるオポジションの位置で受けるマイナスのディグニティーがデトリメントです。サソリのオポジション位置は金牛宮です。サソリのHouse of the Planet は火星です。金牛宮のサインではその火星 がデトリメントになるわけです。

この法則性は、サソリのサインの House of the Planet に冥王星を当てはめると、オポジションの位置の金牛宮のデトリメントは、冥王星になることになります。この法則性をアウタープラネットにも当てはめると、金牛宮で火星はデトリメントになりません。それでは占断を間違えます。

フォール「Fall」です。エキザルテーションの反対側のサインが、フォールのサイン位置になります。マイナス4点。金牛宮には、フォールに当てはまる惑星がありません。

ここで実際のチャートを見てみましょう。出していただくチャートは、2000年5月4日 135E50 34N76 05:08 am JST です。アセンダントが14.00 金牛宮 付近にあれば、チャートは合っています。

Essential Dignity

金牛宮に多くの惑星が入っています。一つ一つ見ていきましょう。金牛宮の若い角度からいきます。

金星は金牛宮3.2度。金牛宮は天秤宮と同じく金星の本籍地、サインに該当します。プラス5点。金星はまた、タームの欄の0.00〜7.59にも入っていますからタームの品位も獲得します。プラス2点。合計7点。

水星は金牛宮7.3度。表をよく見ると「フェース」0.00〜9.59度に入っています。見つかりましたか? ですからプラス1点となります。

月は金牛宮9.1度。太陽を観察すると地平線ぎりぎりですが、日の出前です。したがってこれは夜のチャートとなり、月はトリプリシティーのディグニティーも得ることになります。プラス3点。月は、エキザルテーションのディグニティーも得ています。プラス4点。合計7点。

太陽は金牛宮13.4度。ディグニティーに当てはまるものはありません。プリンターで打ち出した別表に、デビリティーズ「Debilities.」(衰弱)という欄が見つかりませんか? ペレグリンというのがあります。エッセンシャル・ディグニティーのどれにも当てはまらなかったら、ペレグリンというデビリティーズといってマイナスの要素になります。マイナス5点になります。

木星は金牛宮16.5度。「ターム」になります。どうしてかというと、表で金牛宮の行を右へ右へと見ていくと、「木星15〜21.59」というのが見つかります。すぐ左隣は「水星8〜14.59」です。木星15〜21.59の意味は、15.00度〜21.59度までに木星が入っていたら、「ターム」というディグニティーを得ることですから、条件に当てはまります。プラス2点。

土星は金牛宮19.3度。どこにも当てはまらないので、ペレグリンになりマイナス5点。

火星双子宮0.1度。双子宮に入っています。0.00から双子宮です。ペレグリン。マイナス5点。

このようにして、全ての惑星について観察し、惑星が強いのか弱いのかをエッセンシャル・ディグニティーの面から捉えます。この後、アクシデンタル・ディグニティーについて検討を加えます。直ぐさま占断に入るのではなく、惑星個々の評価が先です。全体を捉え、その後部分に入っていくようにして下さい。そうしないと、細部にばかりこだわってしまう占断になります。


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